2016年12月21日

祖国は何物にも変えがたい!。移民の悲劇?

友人との約束の時間に遅れてしまいそうだったので、
「10分でオペラまで行ける?」と乗ったタクシーの
運ちゃんのお話!

「10分は無理、どう急いでも15分はかかるよ。
それも信号にぶつからなければだが・・」と言ったが
運転手さんは、律儀に最初からかなり急いでくれた

でも、あまり急ぐので、事故でも起しちゃいけないと
反って心配になり、気休めになるような話をすることにした
「ノエルの時期なのに、今日のパリはずいぶん静かね」

「学校が休みに入ったから、パリジャンたちはバカンスに
出かけてしまったんだよ。パリジャンはその他に使うお金は
ないけどバカンスに行くお金はあるんだ」と皮肉を言う
確かに!、でも、この時期のフランス人はバカンス以外にも
たくさんお金を使いそうだと思ったが

「貴方のバカンスは?」と話題を変えると、「僕は、夏の
7月と8月、まるまる2ヶ月間とって、アルジェリアに
帰るんだ。それ以外は仕事、仕事、仕事!」と言って笑う。

気さくで人の良いアルジェリア人のおじさんだったが
何だかフランスに住んでいることが酷く辛そうな感じを
受けた

「アルジェリアに帰ると、本当に気持ちが休まるんだ!。
フランスにいる間はちっとも休まらない。ストレスだけ
アルジェリアに帰ると、心身ともにリラックスできる・・・」
と、まるでアルジェリアは理想の夢の国のような口ぶり
そりゃあ、アルジェリアは太陽がサンサンでしょうが・・・

「でもアルジェリアでも、アラブの春とかいう紛争があった
でしょう?。今は落ち着いたの?」、と聞くと「そんなのはない
あれはフランスの嘘だ。アルジェリアを貶めるために嘘を
ついたんだ!」って、私は、「ええっ???」でしたが

とにかく、フランス人が嫌い(苦手?)なおじさんだったが、
3歳の時に両親と共にフランスに来たというから、小学校から
フランスで、仕事もパリで就いているわけだが、それでも、
フランスに馴染めない、馴染まない?

何だか、日本でも、日本に住みながら日本が嫌いな
在日朝鮮、韓国人らがいるのと似ているかなと思えました

「嫌いな国に住まなければならないなんて不幸だろうね?」
祖国は確かに気が休まる国だろうけど、そこまで住んでいる
外国(フランス)を毛嫌いしない私は、と、やんわり言うと
「ああ、不幸だ。でも子供がいるから・・・」という

だが、嫌いなフランスで、こうしてタクシーの運転手として
一応、安定した職業を持てて、子供たちは普通にフランスの
学校へ通えて、教育、医療などでもそれなりにフランスの
恩恵も受けているだろうに、少しは、フランスに感謝しても
よいのでは?と思ったが、彼らの心情は複雑なんですね

文化の違いに、歴史的な恨み、旧植民地の劣等感も混じり
何世代経っても融和できない民族性というのがあるのかも?
それがテロにつながることもあるのだとしたら、お互いが
視点の変換が必要でしょうけどね?   ⛄  









posted by パリせいかつ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | パリの日常生活とお喋り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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