2016年07月27日

フランスの庶民的な葬儀

パリでの長年の友人Mが亡くなり、昨日はお葬式でした!
喪服を日本に置いてきたことを後悔したが、仕方無いので
黒いTシャツに黒いパンタロン、紺のうすでの上着を
はおってごまかしたが、地下鉄で偶然出合ったMの姉
(故人の実姉)は黒いレースのワンピースの上に灰色の
カーディガンをはおっていたので、グレーでもパスなら
紺でもパスだろうと何となく安心する
フランスの葬式はあまり形式的ではないのかも・・・

初めてお会いしたお姉さんでしたが、教会のある駅で降りたら
出口は長い通路を挟んで前後に二つ、それで目の前にいた老人に
教会への出口はどちら側かと尋ねていると、教会の葬儀にきて
地理に不明な外国人と見たか、お姉さんが声をかけてきたのです
Mの友人だと言うと、「Mの姉です」と自己紹介しました
この偶然の出会いは、Mのめぐり合わせかな?

Mは、お姉さんを厳しい人と悪口ばかり言っていたので
恐ーいお姉さんをイメージしていたが、実際に会ってみると
とても美人で優しくチャーミングなお姉さんでした 😃

5分ほど遅れた私たち、教会の中では式が始まっていました
お姉さんは前の家族席に行き、私は遠慮して一番後ろの席に
座り、後から見ると参列者の衣装の色はさまざまでした

それどころか、黒づくめの衣装はほとんどいません。
夏なので白い半袖のブラウスなど、普段のままの服装で
参列したという感じ!。こんなこと日本では許されない
だろうなと思った。父の時、全員、真っ黒の喪服だったし

さすが自由の国、フランス? 
私のにわかあつらえの喪服も気になりませんでした
形式よりも本質が大事にされる国、こういう点が、戦後の
日本で自由に育った私には生きやすい国なんですね  😃

それにお花も持ってきている人はいなかったようです。
本当に気取らない庶民的な葬式風景でした。
Mの生家は城主で、Mは城主の娘だったと言っていたので
もっと気取った貴族的な人たちが来るかと恐れていたのだが
それとも、フランスの葬式とはこういうものなのか?

死者が年配の場合は花も白じゃなくても良いとか・・
さまざまな色の花かごの他に、赤いバラが1本
棺の上に乗せてありました。白バラは私だけでした 

まず教会で神父さんによるお祈りの儀式がありました
最後に家族代表でが死者を忍ぶ言葉を述べましたが
生前の友人の人となりがよく述べられていて、在りし日の
友人の姿が目に浮びました。お人好しで根が親切、

義理堅く、お節介でもあり、自分の思ったことは何でも
ハッキリ主張する、議論大好きな典型的なフランス女!
社会党は大嫌いでした!。時折、辟易したけど、もう
彼女のオランド大統領批判、悪口は聞けないのですね

葬儀の〆に参列者の一人ひとりが棺を周り、お棺に向かい
銀の棒(?)で十字の形に聖水をふり掛けます
「カトリックじゃない私でもいいのかな?」などと思いつつも
故人のためだと皆と同じように十字に聖水をかけました
この点、日本人(仏教徒)は寛大ですかね?

教会を出る時に、教会のおじさんがお布施箱を持って仁王さまの
ように立っていました。皆さん、お花を持ってこなかった分か?
次々と気前良く小銭でなくお札を入れてゆきます。私も慌てて
お財布からお札を取り出して入れましたが、これは予定外だよ

Mとはいつか昼食をしようと約束をしていたので、そのことで
電話をしたが、留守だったので留守電にメッセージを残しておいた
それで甥だという人がMの死を親切に知らせてくれたのだ
おかげで、告別式に間に合って良かった
これもMの引き合わせか?

Mは、60代前に乳癌から始まって、その他にもいろいろな癌を
併発したが、最近では、全ての癌を克服し、健康になったと言い
市主催の団体旅行などに参加して、あちこちに出かけていた!
その市の団体旅行でクレタ島にも行って来たばかりだ・・・

ということで、思いがけない訃報だったので、「死因は?」
と聞くと、テレビの前に座ったまま亡くなっていたと言う
テレビがついたままだったというからテレビを見ながら
ポックリ死だったのか?。それにしても早々に甥が発見
してくれて良かった!

心臓発作だったのかと調べてみると、心臓発作で意識を失い
倒れたとき、すぐに病院に運んだり、すぐに応急措置を
とれば助かる可能性も50%はあるという

彼女は、一人暮らしだったので、急に意識を失った時
誰も傍にいなかったのが致命傷になったのかもしれない!
もし誰か傍にいたら助かっていた可能性もあったのかもと
思うと可哀相で残念です


一人暮らしは特にですが、二人でも要注意ですね

posted by パリせいかつ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | パリの日常生活とお喋り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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